中国、ホロコースト施設視察打診
【北京共同】ロイター通信は25日までに、中国政府が3月末に予定している習近平国家主席のドイツ訪問で、ユダヤ人大量虐殺(ホロコースト)記念施設を視察したいと同国政府に打診していたと伝えた。
中国は、昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝を受け、日本が第2次世界大戦で形づくられた国際秩序に挑戦しているとの宣伝戦を強化。
今回の習氏によるドイツなど欧州連合(EU)各国訪問でも、「ナチスの歴史を深く反省し罪を認めたドイツ」と「軍国主義と侵略の歴史を反省しない日本の指導者」(共に中国外務省)との違いを浮かび上がらせ、日本への国際圧力を強めたい考えとみられる。
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