春闘集中回答、高水準妥結目立つ
2014年春闘は12日、主要企業の集中回答日を迎えた。政府が日本経済のデフレ脱却に向けて賃上げを強く迫ったことに呼応し、焦点だったベースアップ(ベア)に相当する賃金改善は高水準の妥結が相次いだ。一時金は業績回復を反映し、トヨタ自動車やホンダ、日産自動車などが労働組合の要求に満額で回答した。
賃上げの流れが中堅・中小企業や非正規社員にどれだけ波及し、4月の消費税増税に伴う景気失速を回避できるかが今後の焦点だ。
春闘相場への影響力が大きいトヨタのベアは月額2700円、日立製作所やパナソニックなど電機大手6社は2千円で決着。
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