環境省は28日、南海トラフ巨大地震が起きた場合、建物などのがれきや津波で運ばれる土砂が最大約3億4900万トン発生するとの推計を明らかにした。東日本大震災の約11倍に相当、既存施設では処理終了まで最大20年程度かかるとした。
首都直下地震では最大1億1千万トンのがれきが生じると推計した。東京で開かれた専門家委員会で示した。
南海トラフ地震でがれきや土砂の発生量が最大となるのは、東海地方中心に被災し、火災の影響が大きいケース。最大量は近畿1億1784万トン、中部9808万トン、四国8559万トン、九州2739万トン、中国1620万トン、関東403万トン。
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