国土交通省が4日認可した消費税増税に伴う運賃値上げは、全国の鉄道60社、バス196社の計256社(公営の事業者含む)に上り、幅広い地域の乗客に影響が出そうだ。このうちJR東日本など49社は、IC乗車券向けに1円刻みの運賃を導入。券売機で買う切符は10円刻みで料金が異なる「二重運賃」となる。同じ区間では切符の料金が高い場合が多く、乗客に不公平感が出る可能性もある。
各社の値上げ幅はばらつきがあるが、国交省が目安として示した約2・86%以下になっている。多くの社が通常運賃に比べて定期券の値上げ幅を小さくした。
値上げ実施は大半が4月1日から。
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