【ワシントン共同】ロイター通信は6日、新興国の発言力向上を目指す国際通貨基金(IMF)改革をめぐり、ロシアのシルアノフ財務相が2月の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、米国抜きの改革推進を提案していたと報じた。複数のG20筋が明らかにしたと伝えている。
ウクライナ情勢で対立を強める米ロが、G20の場で既につばぜり合いをしていたことになる。IMF最大の出資国である米国抜きの改革は、同国の出資比率(約18%)を大幅に下げる方向で動くことを意味し、米国は拒否権を失う可能性があるという。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。