横浜地検川崎支部で起きた逃走事件で、容疑者に付けていた腰縄の輪が大きく、付き添い役の警察官に警戒心が欠けていたことが原因との検証結果を神奈川県警がまとめたことが19日、捜査関係者への取材で分かった。関係者の処分とともに20日に公表する。
事件は1月7日午後、杉本裕太被告(20)=強姦ほう助などの罪で起訴=が川崎支部6階の取調室で弁護士と接見中に「腰縄が緩い」と申告。付き添っていた県警留置管理課の50代の男性巡査部長が確認しようとした際、縄をずりおろして逃走した。部屋に鍵はかかっていなかった。
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