【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は22日、シリアのアサド政権と反体制派の双方に内戦下での人道危機打開を求める決議案を全会一致で採択した。人道支援物資の自由な搬入を認め、市民に対する人権侵害や攻撃の停止を要求。順守しない場合、追加措置を検討する項目を盛り込んだ。
アサド政権の後ろ盾で安保理常任理事国として拒否権を持つロシアは直前まで賛否を明らかにせず。
決議案はオーストラリアやヨルダンが中心に作成。子ども1万人を含む10万人以上死亡と深刻化する人権状況を「強く非難」、破壊力が大きい「たる爆弾」の空爆、市民への攻撃や拘束、拷問をしないよう求めた。
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