財務省が19日発表した2月の貿易統計(速報、通関ベース)によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は8003億円の赤字だった。貿易赤字は20カ月連続で、比較可能な1979年以降で2月としては最大の赤字額となった。
原発停止に伴い火力発電に使う液化天然ガス(LNG)などの燃料の輸入が引き続き多かったことに加え、自動車や電子部品の輸入も増加。円安で輸入額が膨らんだ。
輸出は前年同月比9・8%増の5兆8千億円と12カ月連続で増加した。シンガポール向けの軽油や中国向けの自動車などの伸びが目立った。
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