福竜丸の風化防ぎ、核廃絶訴え
米国が太平洋マーシャル諸島ビキニ環礁で水爆実験を行い、静岡県の遠洋マグロ漁船「第五福竜丸」や付近住民が被ばくしてから3月1日で60年を迎える。事件の風化を防ぎ、核廃絶を訴えようと、静岡市の会議場では28日、「3・1ビキニデー日本原水協全国集会」(原水爆禁止日本協議会主催)が開かれた。
集会には広島、長崎の被ばく者を含め約千人(主催者発表)が参加。平和教育のアニメをつくり普及活動を続けるフランス平和首長会議顧問の美帆シボさん(64)は「フランスで、広島、長崎の原爆被害を伝えてきた。核兵器禁止の国際法を実現するために多くの国々と連帯したい」と呼び掛けた。
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