医療機関で社会福祉の立場から患者や家族を支援する医療ソーシャルワーカーらを対象にしたアンケートで、18歳以下の子どもが病気や障害のある家族のケアを担っている事例が「ある」と答えた人が35%に上ることが4日、分かった。家族の介護を担う18歳以下の子どもは「ヤングケアラー」と呼ばれる。学業と介護の両立や同世代からの孤立などの困難を抱えるケースもあるが、ほとんど支援の取り組みがないのが現状だ。
アンケートは昨年1~3月、成蹊大の渋谷智子専任講師が医療ソーシャルワーカーや研究者らが所属する東京都医療社会事業協会の会員859人を対象に実施402人から回答を得た。
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