TPP閣僚会合、隔たり埋まらず
【シンガポール共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は25日、難航分野の対立が最後まで解けず、「大筋合意」を断念して閉幕した。農産物と自動車の関税撤廃で対立する日米協議の決着は4月下旬の首脳会談に持ち越され、TPP交渉全体も同時期にヤマ場を迎える。
参加12カ国は閉幕後に「最終的な協定に向けて前進した」とする共同声明を発表した。今後も交渉を継続するが、日米首脳会談が物別れに終われば交渉は一気に推進力を失う可能性がある。
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