大阪市中央区の校正印刷会社「サンヨー・シーワィピー」の従業員ら17人が胆管がんを発症し、うち9人が死亡した問題で、大阪地検が近く、衛生管理が不十分だったとして、労働安全衛生法違反罪で同社と山村徳唯社長(67)を略式起訴する方針を固めたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、地検は、被害の重大性から業務上過失致死傷罪の適用も検討したが、会社側が事前にがん発症を予想するのは困難だったと判断。罰金刑となる略式起訴とする方針。
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