宮内庁が管理する奈良県明日香村の天武・持統天皇合葬陵(7世紀後半)に21日、日本考古学協会など考古学、歴史学関係の15団体の研究者が立ち入り、墳丘の様子などを観察した。
陵墓は宮内庁が立ち入りを制限し、これまで外部研究者による調査は行われていないが、同庁は昨年、合葬陵の構造について天皇陵固有とされる「八角形墳」で5段築成と結論付ける論文を発表。1950~70年代の調査結果などから、最下段の一辺は約15メートル、全体の高さは約7・7メートル、凝灰岩の切り石で覆われ「仏塔のようだったと推測される」と報告した。
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