環境省は28日、健康への影響が指摘される微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が国の暫定指針値を超える恐れがあるとして、26日に注意喚起した新潟など10府県のうち、8府県が実際に指針値を超えていたと発表した。
暫定指針値は大気中の1日平均濃度が1立方メートル当たり70マイクログラム。26日の1日平均濃度の最大値は新潟市で96・1マイクログラム、福井県坂井市で80・6マイクログラム、富山県射水市で79・6マイクログラムを記録するなど、日本海側の上昇が目立った。一方、注意喚起した三重、山口両県では1日平均で70マイクログラムを超えた観測地点はなかった。
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