ウクライナ、治安部隊撤収を拒否
【キエフ共同】ウクライナのヤヌコビッチ大統領は19日、首都キエフ中心部で野党勢力と衝突した治安部隊の撤収を拒否するとともに「武装闘争を呼び掛けたのは、重大な法律違反」と野党指導部を激しく批判する声明を発表した。タス通信によると、レベジェフ国防相代行は19日、空挺部隊の派遣を命じたことを明らかにした。軍の投入は初めて。
昨年11月から続く混乱で最悪となった惨事の責任は野党側にあるとの強硬姿勢を大統領が鮮明にしたことで、対話による事態収拾は一層難しくなった。野党指導部が過激な民族派を統制できない実態も混乱に拍車を掛けている。
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