クリミア、住民投票始まる
【シンフェロポリ(クリミア半島)共同】ロシアが実効支配するウクライナ南部クリミア半島で16日、ロシア編入の是非を問う住民投票が始まった。住民の約6割はロシア系のため、有効投票の過半数の賛成を得て承認されるのは確実な情勢だ。ロシアのプーチン大統領は投票結果を受けて対応を表明する見通しで、即座に編入手続きに踏み切るかどうかが焦点となる。
米欧やウクライナ新政権は住民投票を「ウクライナ憲法に反する」として認めず、対ロ制裁を発動する構え。ロシアは対抗措置をちらつかせており、冷戦後最悪レベルとなった米ロ間の緊張激化は避けられそうにない。
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