最高裁長官に裁判官出身の寺田氏
竹崎博允最高裁長官(69)が任期途中の3月末で退官するのに伴い、後任の第18代長官に寺田逸郎最高裁判事(66)が就任する人事が6日、固まった。
寺田氏は父治郎氏(故人)も第10代長官を務めており、親子二代での就任は初めてとなる。長官の交代は2008年11月以来、約5年4カ月ぶりで、任期は定年の70歳を迎える18年1月まで。
寺田氏は京都市出身で東大卒。1974年に判事補に任官した。現場の裁判の経験は少なく、81年に法務省に出向後、ほぼ一貫して法務省民事局に在籍。借地借家法の立案や会社法の創設、司法制度改革に携わった。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。