大川小、亡き級友と卒業式
東日本大震災の津波で児童・教職員計84人が犠牲となった宮城県石巻市立大川小は15日、市立二俣小敷地内の仮設校舎で卒業式を開いた。唯一の卒業生となった男子児童(12)が「みんなのこと忘れない」とあいさつ。亡くなった児童のうち13人の家族も出席し卒業証書を受け取った。震災前の写真を収めた卒業記念アルバムも作られ、亡き子どもの卒業を祝った。
今年の卒業生は震災時3年。当時在籍の児童20人のうち、津波で17人が亡くなり、その後に2人が転校した。
卒業する男児が「僕には、先生とみんなと忘れられない日々がある。本当にありがとう。みんなのこと忘れません」とあいさつ。
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