文部科学省は13日、周辺2市町とつくる採択地区協議会が選んだ中学公民教科書を拒否して別の教科書を使っている沖縄県竹富町教育委員会に対し、地方自治法に基づく是正要求を14日に出すことを決めた。
文科省によると、国が市町村に直接是正要求するのは全国で初めて。
教科書無償措置法は採択地区内での同一教科書の使用を定めており、文科省は「違法状態にある」と判断。昨年10月、沖縄県教委に竹富町教委への是正要求を指示したが、県教委は5回にわたり結論を先送りしてきた。
新年度の4月までに採択を改めさせたい文科省は、県教委が指示に応じないとして、異例の強硬措置に踏み切る。
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