東日本大震災の避難長期化による疲労や体調悪化などによる「震災関連死」の死者数が今も増え続け、10都県で累計3048人に上ることが10日、各都県への取材で分かった。被害が大きい岩手、宮城、福島3県の42市町村では、2013年に死亡して関連死と認定された人が少なくとも92人に上ることも自治体への取材で判明した。
11日で大震災から3年。震災当日は難を逃れたのに、避難生活が被災者に深刻な影響を今も及ぼしていることが浮き彫りになった。関係者は「仮設住宅などで暮らす高齢者の体力が落ちており、今後も関連死の数は増える」とみている。
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