G20、世界GDP2兆ドル増へ
【シドニー共同】日米欧に新興国を加えた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議は23日、世界の国内総生産(GDP)を従来想定よりも「5年間で2%分以上底上げし、2兆ドル(約200兆円)以上、増加させる」とした成長率目標を盛り込んだ共同声明を採択し、閉幕した。G20が経済成長の数値目標を設定するのは極めて異例。
世界経済の成長が、G20の想定よりも下回っていることを踏まえ、数値目標を設定することで成長や雇用を促進させるのが狙い。G20で共通の目標を掲げることで、先進国と新興国の一体感を押し出した。
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