日本など非核保有12カ国が4月に広島で開く「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」外相会合の共同声明案に、核弾頭減へ向けた米国とロシアの交渉に中国などの参加を要求する内容が初めて盛り込まれることが分かった。多国間の枠組みでの核軍縮推進を求めると明記。核保有5カ国で唯一、核戦力を増強中とみられる中国へのけん制が狙いだ。
日本政府筋が16日、明らかにした。被爆地で開かれるNPDIの共同声明の内容を重視。日本側が記述を盛り込むよう主張し、反映させた。
日本は、被爆から70年を迎える2015年に開催される核拡散防止条約再検討会議に向け、存在感を発揮したい考え。
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