【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)のフロマン代表は18日、ワシントン市内で講演し、環太平洋連携協定(TPP)をめぐる日米協議について「成果を得るのに必要な水準まで達していない」と述べ、焦点の農業や自動車分野に関する日本側の提案は不十分との認識を示した。
フロマン氏は「交渉妥結には自動車で強力な成果を得ることが不可欠だ」と強調。日本の農産物市場への参入拡大も同じく重要だとした上で、いずれの分野でも双方の主張に開きがあるとした。
15日に訪米した甘利明TPP担当相との会談については「認識を共有し、今後の方針を伝達できた」と評価した。
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