アフリカ支援を強力推進
岸田外相は21日の閣議で、2013年版「政府開発援助(ODA)白書」を報告した。インフラ整備を中心に、アフリカ支援を強力に推進する方針を明示。アフリカが持つ豊富な資源の獲得や、巨大市場への日本企業進出を促す戦略を鮮明にした。サハラ砂漠以南(サブサハラ)で、貧困撲滅や教育の普及に取り組む考えを強調した。
日本がアフリカ支援を進める背景には、巨額援助を展開して存在感を増す中国に対抗する狙いもある。白書は、日本がアフリカでODAを重点配分すべきインフラ事業として、資源を輸送する道路網の建設を挙げた。
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