ロシア、クリミア編入の動き加速
【モスクワ共同】ロシア上院のマトビエンコ議長は7日、ウクライナ南部クリミア自治共和国が16日に実施する住民投票でロシア編入を決めれば「ロシアの他の自治体と完全に平等な権利を持つ自治体」として受け入れると述べた。記者団に語った。
プーチン大統領はクリミア併合の可能性を否定しているが、下院は編入手続きを簡素化する法案を近く採択の予定で、国際社会で高まる批判をよそに編入の動きを一段と加速させた。
ロシア外務省は7日声明を発表し、クリミア情勢で欧州連合(EU)が制裁に踏み切れば、報復措置を取ると警告、「EUの極めて非建設的な立場」を批判した。
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