中国、尖閣念頭に領土「守った」
【北京共同】中国の王毅外相は8日、全国人民代表大会(全人代=国会)が開かれている北京で記者会見し、沖縄県・尖閣諸島周辺での活動や東・南シナ海への海洋進出を念頭に「中国はこの1年、力強く領土主権と海洋権益を守った」と述べ、周辺国との領土争いで妥協しない姿勢をアピールした。
王氏は中ロ関係に関連し「ロシアと共同で第2次世界大戦後の国際秩序を守る」と表明、名指しは避けたものの、歴史認識で対立する日本を強くけん制。米国との関係について「互いに主権や領土、核心的利益を尊重すれば新たな形の大国関係の基礎が固まる」と述べた。
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