日朝赤十字、遺骨収集議題に会談
【瀋陽共同】日本と北朝鮮の両赤十字による会談が19日午後、中国・瀋陽で始まった。終戦前後の混乱期に現在の北朝鮮で死亡した日本人の遺骨収集問題が主な議題となった。日本赤十字社の田坂治国際部長は「実務的な話をしている。(20日に)何らかのものを発表したい」と記者団に途中経過を説明し、遺骨収集問題が進展した可能性を示唆した。並行して両国外務省課長による非公式協議も行われた。
日本人拉致問題の解決に向け、2012年11月以来中断している局長級協議の再開で合意できるかが焦点。赤十字会談では遺骨収集の対象となる埋葬地の検討や収集方法技術の意見交換をしたとみられる。
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