イオン執行役が証券取引等監視委員会の調査を受けている問題で、執行役が知人の口座を使った自社株のインサイダー取引で少なくとも数百万円の利益を得たことが21日、市場関係者への取材で分かった。
イオンによると、監視委にインサイダー取引を認めているのは平林秀博執行役(63)。監視委は平林執行役に課徴金を納付させるよう金融庁に勧告することを検討している。
市場関係者によると、執行役はイオンが昨年3月にダイエーに株式公開買い付け(TOB)を実施すると公表した前後にイオン株を売買し、数百万円の利益を得た。取引には知人の口座を利用、知人もインサイダー取引の疑いがある。
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