震災3年、漁港復旧45%止まり
農林水産省は5日、東日本大震災から3年となるのを前に被災地の農林水産業の復興状況をまとめた。北海道や宮城県など7道県で被災した319漁港のうち、ことし2月末時点で水揚げ機能が全面的に復旧した港は全体の45%(143港)にとどまった。農水省は2016年3月までに100%の復旧を目指しているが、目標の実現に不透明さが漂ってきた。
水産庁は、漁港の完全復旧が半数以下となっていることに関して「コンクリートをはじめとする資材不足が主な原因だ」と説明している。さらに資材価格や人件費の高騰で、復旧工事の入札が不調になるケースもあるという。
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