トヨタ自動車が2014年春闘で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善を6年ぶりに実施する方針を固めたことが20日、分かった。
トヨタは業績の急回復に加え、賃上げを通じて個人消費を活性化しデフレ脱却を後押しすることが必要と判断した。安倍政権からの強い賃上げ要請も踏まえた。
国内最大の製造業で春闘相場のリード役を担うトヨタがベアに踏み切ることで、他の大手企業にも賃上げの動きが広がりそうだ。
トヨタ自動車労働組合は組合員平均で4千円のベアを要求。経営側はベア要求に応じた08年春闘での千円を一つの目安に上積みできるか検討する。
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