東京都内の公立図書館が所蔵する「アンネの日記」が破られているのが相次いで見つかった問題で、被害は杉並区や練馬区、東久留米市など少なくとも5区2市の計36館、計288冊に上ることが21日、各自治体や図書館への取材で分かった。
菅義偉官房長官は同日の記者会見で「わが国として受け入れられるものではない。極めて遺憾であり、恥ずべきことだ」と非難。問題の背景について「全く予測しかねる。警察当局もしっかり捜査するだろう」と述べた。
西東京市では1月22日に利用者からの届け出で発覚。3館で計10冊が被害に遭っていた。東久留米市でも2館で計13冊が被害に遭ったという。
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