延暦寺根本中堂、大改修へ
滋賀県教育委員会は25日までに、世界遺産に登録されている天台宗総本山・比叡山延暦寺の国宝根本中堂(大津市)の大規模改修に取り組む方針を固め、2014年度当初予算案に調査費40万円を計上した。根本中堂は屋根や床の老朽化が目立ち、大規模改修は約60年ぶり。16年度の着手を目指す。
根本中堂は1642年に建て替えられ、高さ24・3メートル、間口37・6メートルの木造建築物。1951~55年にも大規模な改修が実施された。
県教委によると、現在、多くの参拝客が歩く床板の傷み、屋根の一部の雨漏りが確認されている。柱など骨組みは残したままの半解体修理とする方針だ。
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