対ロシア「G8カード」切り札に
【ワシントン共同】ウクライナ南部クリミア半島へのロシアの軍事介入阻止に向け、ロシアを除く主要国(G8)首脳が2日、6月にロシア南部ソチで開かれる首脳会議の準備会合参加を当面見送ると発表した。首脳会議ボイコットの可能性も示唆することでロシアをけん制、経済制裁とあわせて圧力の切り札とする狙いだ。
オバマ米政権はさらに踏み込み、ロシアのG8からの除外もちらつかせており、日本を含む7カ国がどこまで歩調を合わせられるかが鍵となる。
ロシアにとってG8は、常任理事国の地位を持つ国連安全保障理事会と並び、国際社会での特別な地位を享受できる貴重な外交カード。
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