群馬県桐生市で2010年、小学6年上村明子さん=当時(12)=が自殺したのは学校でのいじめと校長らの不適切な対応が原因として、両親が市と県に3200万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、前橋地裁は14日、市と県に450万円の支払いを命じた。自殺といじめとの因果関係を認めた。
原道子裁判長は判決理由で、「臭い」「きもい」など継続的な悪口や仲間はずれなどのいじめを受けていたのに、学校側が適切な指導をしなかったため絶望的な状況に追い込まれたと指摘。「自殺の原因は校長と担任教諭にある」と認定した。
原告側は「担任教諭はいじめを分かっていながら放置した」と主張。
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