クリミア武装集団、国連特使脅す
【シンフェロポリ、ニューヨーク共同】ロシアが実効支配を固めたウクライナ南部クリミア半島の情勢を把握するため、中心都市シンフェロポリに入った国連特使セリー氏が5日、退去を要求する武装集団に脅かされ、急きょクリミアを脱出した。国連が発表した。
セリー氏はウクライナ海軍施設前で、クリミアを去るよう要求する数十人に遭遇。一部は軍服を着用し軽武装していたという。車の通行を妨害され、同氏は途中で飲食店に避難。その後、空港から空路で脱出した。けがはなかったという。
海軍施設前にいた集団が、親ロシア派を示すリボンを着けていたのを共同通信社記者が確認した。
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