小さな軍でアジアに対応
【ワシントン共同】ヘーゲル米国防長官は24日、2015会計年度(14年10月~15年9月)の国防予算方針を発表し、現役の米陸軍兵力を現在の約52万人から、第2次大戦後最小となる44万~45万人規模に削減する方針を表明した。実行されれば、米国が同大戦に参戦する前の1940年以来の低水準。アジア太平洋地域重視の政策を継続する考えも明らかにした。
ブッシュ前政権が始めたイラクとアフガニスタンの「二つの戦争」からの決別と厳しい財政事情が背景。中国の軍事的台頭や北朝鮮の核・ミサイル問題を念頭に、アジアへの対応では力を抜かない姿勢を鮮明にした。
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