首相、米に拉致被害者救出を要請
安倍晋三首相は5日の参院予算委員会で、北朝鮮で内乱が発生した場合に備え、米国に拉致被害者救出を要請していることを明らかにした。自衛隊の派遣については憲法上、困難だとした上で「同盟国である米国の協力も極めて重要だ。拉致被害者の情報を提供し、必要な時の協力を常に求めている」と述べた。
朝鮮半島有事に際して拉致被害者を救う具体策を首相が検討していることが明らかになった形。これまで集団的自衛権の行使容認の対象を北朝鮮有事と国会答弁していることと併せ、議論となりそうだ。
拉致被害者救出では、菅直人首相が自衛隊派遣を含む救出計画の検討に一時言及した経緯がある。
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