2014年春闘は、中小企業の賃上げ交渉が本格化する。12日に集中回答日を迎えた主要企業は賃上げを相次いで打ち出し、一律のベースアップ(ベア)を見送った自動車大手のスズキ、ダイハツ工業も、組合員平均で800円分の賃上げ資金を用意し、若手らに振り向ける。
連合によると、同日に経営側から回答を引き出したのは43労組で、ベアの平均額は1950円となり01年以降で最高額。
4月の消費税増税で景気回復の失速が懸念されている。安倍政権が後押しする賃上げの動きがどこまで裾野を広げるか問われる。
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