三重県は18日、南海トラフ巨大地震が発生した場合、最大で死者5万3千人、直接的な被害による経済損失が21兆1300億円になるという想定をまとめた。内閣府が一昨年に公表した数値に比べ、浸水面積が県全体で約2倍に増えた。それに伴い死者数が1万人増え、経済損失も4兆2300億円多くなった。
県防災対策部の担当者は「死者5万3千人のうち津波によるものが約8割。地震直後に全員が避難すれば3分の1以下に抑えられる」と話している。
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