水中でも高強度のゲル開発
水の中でも膨らんだり形が変わったりしない、高強度のゼリー状の物質(ゲル)を東京大のチームが開発し、21日付の米科学誌サイエンスに発表した。人工軟骨や人工眼球の素材に期待できるという。
酒井崇匡・東大助教は「再生医療で、人工多能性幹細胞(iPS細胞)やSTAP細胞などを体内に移植する際の土台に使えるかもしれない」と話している。
ゲルは、化学物質の隙間に水が入りゼリー状に固まった物質で、成分の半分以上は水。ソフトコンタクトレンズなど医療用に利用されているが、水中に長時間置くと変形したり、もろくなったりする問題があった。
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