近鉄が持ち株会社に移行
近畿日本鉄道は25日、来年4月をめどに持ち株会社に移行すると発表した。グループ全体の経営機能強化が狙い。近鉄グループでは昨年、近鉄ホテルシステムズと近鉄旅館システムズが食材の虚偽表示問題を起こしていた。
6月の株主総会で承認を求める。近鉄は3月7日に高さ日本一のビル「あべのハルカス」を全面開業。今後の成長の柱と位置付ける同事業を成功させるため、持ち株会社はグループ全体の経営戦略に力を入れるとみられる。
近鉄の小林哲也社長は大阪市で記者会見し、虚偽表示問題への対応について「持ち株会社に移行する中で、食材の問題に対する組織、体制を検討していく」と話した。
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