【北京共同】中国国家統計局は9日、2月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比2・0%上昇したと発表した。上昇率は前月の2・5%から低下した。物価動向が落ち着いていることは一般消費者には歓迎されそうだが、経済の勢いが鈍化しているとの見方も広がりそうだ。
野菜などは値上がりしたが、主要な食品である豚肉などが値下がりした。物価が上昇しやすい春節(旧正月)の長期連休があったものの、今年の物価上昇率を3・5%以内に抑えるという政府目標のラインを大きく下回った。
過剰な宴会や食べ残しを戒める政府のキャンペーンも影響したとみられる。
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