兵庫県は19日、マグニチュード9・1の南海トラフ巨大地震が起きた場合、神戸市中央区で最大3・9メートルの津波が到達し、官公庁や観光地が浸水するという独自のシミュレーション結果を発表。県全体の浸水面積は2012年8月に国が想定した3・2倍の6141ヘクタールとなった。
液状化現象で防潮堤が沈下した場合の影響を反映させたためで、人的、経済的被害を3月までに公表する予定。
神戸市は津波が最短で地震発生後1時間23分で到達し、1586ヘクタールが浸水。いずれも中央区にある神戸市役所の「危機管理センター」や、観光地の神戸ポートタワー、中華街・南京町も被害が出る。
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