昨年1年間に全国の警察が把握したストーカー被害は2万1089件(前年比5・9%増)で、2年連続で過去最多となったことが20日、警察庁のまとめで分かった。初めて2万件を超えた。
昨年7月施行の改正ストーカー規制法で、摘発や警告の対象となるつきまとい行為に加えられたメールの連続送信は、摘発43件、警告143件、禁止命令8件だった。
東京都三鷹市で昨年10月、女子高生が警視庁にストーカー被害を相談した日に殺害された事件を受け、全国の警察は凶悪事件に発展する危険性が高いとみられるケースでは、警告を経ずに加害者を逮捕することも辞さないとする姿勢を強めている。
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