トヨタ自動車が2014年春闘で、ベースアップ(ベア)に相当する賃金改善分について、組合員平均で月額3千円台とする方向で検討していることが5日、分かった。賃金体系全体を底上げするベアの実施は6年ぶりとなる。
労働組合は要求通り4千円の満額回答を強く主張、12日の経営側の回答に向けて労使の攻防が激化している。春闘相場をリードするトヨタの賃上げ動向は他の業界にも影響を与えそうだ。
労組側が月給の6・8カ月分を求めている年間一時金(ボーナス)に対し、経営側は満額回答する方針。
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