大手企業の春闘の労使交渉は、12日に経営側が労働組合の要求に一斉に回答する。安倍政権の経済政策「アベノミクス」による景気回復で賃上げに踏み切る企業が相次ぐ。
賃金相場を主導する自動車大手では、トヨタ自動車が一部非正規従業員の日給を労組の要求通り200円引き上げる方針だ。ただ、組合員のベースアップ(ベア)の幅は各社間でばらつく見通し。新興国経済の先行き不安などで、今後も好業績を続けられると楽観視していないためだ。
トヨタは働き始めてから2年目以降の「シニア期間従業員」の給料を引き上げる。稼働日を月に20日とした場合、4千円の賃上げになる。
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