1997年に神戸市のホテルで、指定暴力団山口組ナンバー2だった宅見勝・宅見組組長=当時(61)=と、居合わせた歯科医の男性=同(69)=が射殺された事件で、殺人罪などに問われた元指定暴力団中野会(解散)系組員、財津晴敏被告(57)の裁判員裁判で、神戸地裁(宮崎英一裁判長)は14日、求刑通り無期懲役の判決を言い渡した。
宮崎裁判長は判決理由で「現場で実行犯4人の指揮役を担い、犯行には財津被告が必要不可欠」と指摘。多くの客がいるホテルの喫茶店で犯行に及び、一般市民も犠牲にした罪は相当に重いと述べた。
財津被告は16年間逃亡していた。
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