中国企業が住宅価格下落で破綻
【北京共同】高級別荘や住宅の開発を手掛ける中国浙江省の不動産企業が35億元(約570億円)の負債を抱え経営に行き詰まったことが19日、分かった。中国メディアが伝えた。住宅価格の相場が下落したためで、同様の事態が相次げば中国の住宅バブル崩壊の懸念が強まりそうだ。
この会社は、正規の銀行融資以外の金融取引である「影の銀行(シャドーバンキング)」を使って違法に資金を集めたとみられ、返済できなければ金融市場に影響する恐れもありそうだ。
中国証券報などによると、破綻したのは寧波市の中堅企業。建設中だった別荘地の周辺は4年ほど前と比べ住宅価格が半分以下に下落した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。