クリミアが「独立宣言」
【シンフェロポリ共同】ウクライナ南部クリミア自治共和国の最高会議(議会)は11日、自治共和国と特別市セバストポリがロシア編入を問う今月16日の住民投票後にいったん「独立」した上でロシアへの編入を目指す、と明記した文書を採択した。自治共和国議会のコンスタンチノフ議長は、同文書は「独立宣言」だと説明した。
クリミア半島がウクライナから分離して独立国家となった後に国家同士が統合する体裁を整えることで、「ロシアによるクリミア併合」との国際的批判をかわす思惑もありそうだ。しかし、ロシアによるクリミア実効支配を認めない欧米諸国の反発は必至とみられる。
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