首都圏の連続不審死事件で、交際していた男性3人を殺害したとして殺人罪などに問われた無職木嶋佳苗被告(39)の控訴審判決で東京高裁は12日、裁判員裁判の一審さいたま地裁が言い渡した死刑判決を支持して被告側の控訴を棄却した。
木嶋被告が殺害したことを示す直接証拠はなく、八木正一裁判長は、多くの状況証拠を根拠に被告が男性3人を殺害した犯人と断定。練炭自殺や失火の可能性があり無罪だとする弁護側の主張を全て退けた。弁護側は即日上告した。
八木裁判長は、それぞれの事件について死亡の状況を個別に検討し「いずれも自殺の動機はない」と指摘。
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